コイズミちゃんは発想が好き    

我がホームグランド、大阪梅田阪急本店向かいの大阪駅のグランドビジョンでたまさか出会える小泉産業のマスコット・コイズミちゃんの可愛く楽しく作為的でないアニメーション。こんなん絶対YouTubeとかで動画あがってる筈!と思ったら全然まったく上がってないどころかGoogle検索でも画像すらひっかからないような有様で、致し方なく今日も明日もわざわざ回り道してコイズミちゃん探してビジョンを見上げる日々。どないなってんねん。

日本は一体どうなってしまうのだ?

 

とてもまずい。開高文学とエッセイに耽溺するあまりほかの本が和洋問わずまったく読み進めなくなってしまった。こんなのは高杉一郎(ちなみに開高健も氏には瞠目していた)のそれ以来で、しかし高杉センセは著作が少なかったので助かった?が、開高健のそれは山ほどあって、しかも反芻するほどに面白いのでそれこそ死ぬまで読むこともできる。10代の頃からの40年の乱読癖の到達点に開高文学は相応しいけど、まだ些か寂しい気がしないでもない。しかし開高健の本がどれでも一冊あればいまやほんまにどこでも行くことができる。文庫片手に茅ケ崎の記念館にもいっぺん行ってみたい。

キング

オタク終活で「ジャンボーグA」を観てたけど、毎回似たようなイベント展開とジャンも怪獣もメカニックもステージも銀色一色のトクサツ画面にうんざりしてウータンで挫折中。とりあえずナオキと信也くんの精神年齢が同じくらいなのはいかがなものか。でもスチルだと絶望的なジャンは動くと案外カッコいいし、ブラック武田康廣と呼びたい熊井隊員がいい味出してるしで、いずれ頑張って再見再開したい。

 

ところでチブル星人とタッコングのあいのこみたいなドクロスキングは横顔からそれこそタッコングの改造ではないかと思うけどどうなのかしらん。あとキングデッドゴンはグドンの改造みたいでラテックスが腐るよりいいけどなんか勿体ないぞ。

 

ゴーカイブルー

そんで調子こいてさらに観たラクガキングダムは、いまどきのアニメ作ってる連中の精神年齢が透けて見えるようなカスだった。もとよりジャリ向けのしんちゃんだから当然だけど、それにしても幼稚すぎる(と言うか原恵一の劇場版しんちゃんで幼稚とか思ったことなかったんだけど)。その一方でしんちゃんを非難する群衆が出てきたりするところが意味不明。出揃った大臣とかプリンセスとか居酒屋の母子とかもまったく意味不明。所詮はラブライブの京極なんとかは大人と子供のどちらに見せたかったのか。やっぱり新婚旅行ハリケーンは異例中の異例であったのだなと。

リゲル

原恵一水島努のコンビが降りてからまったく興味なかった劇場版しんちゃん。かざまくんファン(と言うか真柴摩利ファン)的に気になってた天カス学園が結構面白かったんでキッズステーション一挙放送の好機に新婚ハリケーンも観てみたら、これが格闘・剣劇とオカマこそ出ないものの原しんちゃんのテイストを彷彿とさせる佳作に仕上がっていて驚いた。驚いたついでに愚作のロボ父ちゃんはやっぱり中島かずきがゴミだったのかと得心する。サブタイトルから父ヒロシが主役かと思ったらむしろみさえさんの映画だったのもポイントが高い。作画も劇場版に相応しく、個人的にシャワー後のみさえさんの髪型がユーフォニアムの久美子にそっくりだったのもいい。あとリアルなアニメのコアラなんて初めて見たぞ。と言うワケで劇場版しんちゃんもまだまだ捨てたもんでないと反省しております。

烏と百舌2

平田弘史先生のファン、わけても薩摩義士伝の愛読者としては熊野本宮に一度は参拝したいと思い、大晦日に白浜に投宿して元日に本宮に参ってきたような次第。熊野古道はひたすら遠かったけど霊験あらたかなスサノオノミコトのご加護のもと、今年はもう大丈夫な気がしないでもない。

 

そして帰路は新宮経由して当然みたいに太地のくじらの博物館へ。観光地とは言え元旦から開館してるのにびっくりだけど、例年3月ごろは閑散としていささか心配だったのが満員御礼で2度びっくり。かつてシオマネキングも参加したイルカショーの人気のもと、これなら自分が通ってるうちは大丈夫な気がしないでもない(大きなお世話だ)。

 

 

ウルトラマンキングのおくりもの

オタク終活「ウルトラマンレオ」全51話。熱血、怪奇、エスエフ、民話、円盤生物と方向性がころころ変わって全体像がまったく掴めないシリーズ。今回、一気通貫で観たら俯瞰できるかと思ったら、やっぱりダメだった。最終回はもとよりパーフェクトだったタロウの残滓で無理から作ってる感がその一因かと思う。と言うかタロウのあとで作る意味がまったくない。ゲンがまったく成長しないギャグみたいな序盤、そしてドギュー戦やブニョ戦など、何本か記憶に残るエピソードはあるが、大半は毒にも薬にもならない印象で、レオ独特の世界観が成就してるのはアトランタ星人とプレッシャー星人くらいではないか。しかしダンはセブンのときより100万倍カッコよく、そのダンが降板して男のありかたを説く役回りが春川ますみになるこだわりは悪くない。ついでにハングラー戦での小助と三吉の共演は妙なデラックス感がある(どうでもいい)。