風魔神

ATXひそねとまそたん」。ひたすらディティールを積み重ねるだけでハナシはほとんどないのが凄いが、絵が面白くて無意味に上手いので結構観ていて飽きない。声優も黒子の人は相変わらず最高。

 

スカーレットにUFOにジョー90にサンダーバードにスティングレイと、スーパーチャンネルのアンダーソン作品の垂れ流しっぷりが凄い。どうせ垂れ流すならこんなん誰が観て喜んでるのかしらん「魔法の拳銃」より「谷啓の宇宙冒険」をお願いしたい。ついでにスーパーチャンネルと言えば当時は特撮と怪獣は頑張ってる気がしたウルトラマングレートはいま観ると結構どうでもいいうえ、京本先生の主題歌がアクション仮面のそれレベルで唖然とする。

コーネリアス

「世界イデッシュ短編選」読了。ポグロムホロコーストを背景に自然、陰惨な作品が多いうえ、織り交ぜられる枠外の幻想譚に読後感がまったく定まらない。そのなかで「カフェテリア」と「泥人形メフル」が辛うじて印象に残る。

 

キャラが揃いも揃って嫌なやつがデフォルトのP.A.WORKSにして全員、好感度が高いのに毎回びっくりする「天晴爛漫」と、同じく渡辺信一郎の「キャロル&チューズディ」を観てるとベタな展開の普遍的な面白さを改めて痛感する。作画や演出が先鋭化してる当節ならことさらに。前者は少ないながらも女の子も最高で、頑張っていただきたい。

 

あといまさら「ソウナンですか?」がとても面白いので単行本まで揃えてみたら、アニメより原作のが絵が可愛くて面白かったのは問題ではないのかと。

 

 

こんにちは、こんにちは、こちらは阪急三番街

勤勉で鳴る富山にありながら作るアニメが揃いも揃ってゴミカスばかりのP.A.WORKS作品では実にシャルロット以来で面白いと思う天晴爛漫!がようやく復活で頑張っていただきたい。

 

東映チャンネル「三匹の牝蜂」。万博開催中の大阪を舞台に大原麗子シルバー仮面の夏純子とミラーマンの市知洋子の3人が大暴れと聞いて死ぬほど楽しみにして観たら、恐ろしいほど雑でびっくりする映画。でも工藤堅太郎に曽我町子はじめ、キャスティングが俺的に充実してたのと、懐かしい阪急三番街モロゾフ前)がちょっとだけ出たんで許す。

ノエミ

井上靖天平の甍」読了。知人からもらった本で遣唐使たちの大冒険譚。歴史は日本史も世界史もさっぱりだったけど、井上靖の圧倒的な文章力でキャラクターの書き分けも鮮やかに、もとよりドラマチックな史実が最高に盛り上がって、全然まったく期待してなかったぶんも非常に面白かった。上梓から30年以上経って80年代に公開された映画もいつか観てみたい。

 

クローディア・グレイ「円環世界の少女戦士」も読了。こちらは異星の少女戦士とアンドロイドの青年の冒険譚。同じくハヤカワの青背の「鋼鉄都市」シリーズをラノベにしたみたいな展開。でも創造主と念願の再会を果たしたアンドロイドの絶望からヒロインへの慕情が確かになる流れは良かった。ふたりが安易に再会しないラストも上手い。

ラング

テレ朝チャンネル、何度観ても面白い劇場版しんちゃんのヘンダーランドとブタのひづめ大作戦。上手すぎて笑ってしまう作画に何度も泣けるハナシは文句なし。ついでに私的ワースト声優2強でイライラする三石琴乃松島みのりでも素晴らしく自然で、上手く聞こえるのが凄い。喩えるならジブリのど素人声優陣もしんちゃんに持ってくれば上手く聞こえるのではないかと言うくらい。そう言えば若おかみは小学生!でもやっくんのシーンだけ声も作画もいちいちジブリっぽくなってたのは、あれは高坂監督の宮さんへのオマージュか、あるいは嫌がらせか(たぶん後者)。

 

ジブリと言えば今般のリバイバルの機会にロードショー含めて3回観てもなおユパさまが飛んでくるシーンと、裕のアニメージュインで宮さんがインタビューに答えてたこと以外全然まったく記憶に残らない風の谷のナウシカを(あえて)観てみようかと思ってるけど、内容まったく同じのナウシカもののけ姫を一緒にやるのはいかがなものか。しかしジブリアニメって面白いのがいっぽんもないのはむしろ凄い。あえて小マシなトトロですらパンダブームに合わせて暇人どもが適当に作ったパンコパのボロ勝ちってどないやねんと。

 

話題沸騰人気沸騰の鬼滅の刃を他意なく読んでみたけど、なんかもう色々と漫画として成立してないような気がするので途中でやめることにする。残念。関係ないけどなんか咥えてる妹キャラを見るたびライダーマンを思い出して仕方がないような案配。

GO!

キュアパッションとかキュアスカーレットとかキュアエースとかキュアフェーリチェとか、そんで今度出るキュアアースとか、なんで前出プリキュアとあれほどデザインのコンセプトが違うのか、そしてなぜそれに誰も異を唱えないのか、謎だ。

かんきり忘れた

故あって異世界モノの漫画と小説を佃煮にするほど読んだけど、その大半はドラえもんの「石器時代の王さまに」の成功版で心からげんなりした。ちなみにいちばんマシだったのは「便利屋斎藤さん、異世界に行く」でした。

 

賭けグルイの続編。最初のライバル転じての共闘から、出番が多くて大変よろしい早乙女芽亜里の声優が田中美海と言うのがいまだに信じられない。と言うか、WUG!のみにゃみの声ってどっから出しとったんじゃいと。