コイズミちゃんは発想が好き    

我がホームグランド、大阪梅田阪急本店向かいの大阪駅のグランドビジョンでたまさか出会える小泉産業のマスコット・コイズミちゃんの可愛く楽しく作為的でないアニメーション。こんなん絶対YouTubeとかで動画あがってる筈!と思ったら全然まったく上がってな…

日本は一体どうなってしまうのだ?

とてもまずい。開高文学とエッセイに耽溺するあまりほかの本が和洋問わずまったく読み進めなくなってしまった。こんなのは高杉一郎(ちなみに開高健も氏には瞠目していた)のそれ以来で、しかし高杉センセは著作が少なかったので助かった?が、開高健のそれ…

キング

オタク終活で「ジャンボーグA」を観てたけど、毎回似たようなイベント展開とジャンも怪獣もメカニックもステージも銀色一色のトクサツ画面にうんざりしてウータンで挫折中。とりあえずナオキと信也くんの精神年齢が同じくらいなのはいかがなものか。でもス…

ゴーカイブルー

そんで調子こいてさらに観たラクガキングダムは、いまどきのアニメ作ってる連中の精神年齢が透けて見えるようなカスだった。もとよりジャリ向けのしんちゃんだから当然だけど、それにしても幼稚すぎる(と言うか原恵一の劇場版しんちゃんで幼稚とか思ったこ…

リゲル

原恵一と水島努のコンビが降りてからまったく興味なかった劇場版しんちゃん。かざまくんファン(と言うか真柴摩利ファン)的に気になってた天カス学園が結構面白かったんでキッズステーション一挙放送の好機に新婚ハリケーンも観てみたら、これが格闘・剣劇…

烏と百舌2

平田弘史先生のファン、わけても薩摩義士伝の愛読者としては熊野本宮に一度は参拝したいと思い、大晦日に白浜に投宿して元日に本宮に参ってきたような次第。熊野古道はひたすら遠かったけど霊験あらたかなスサノオノミコトのご加護のもと、今年はもう大丈夫…

ウルトラマンキングのおくりもの

オタク終活「ウルトラマンレオ」全51話。熱血、怪奇、エスエフ、民話、円盤生物と方向性がころころ変わって全体像がまったく掴めないシリーズ。今回、一気通貫で観たら俯瞰できるかと思ったら、やっぱりダメだった。最終回はもとよりパーフェクトだったタロ…

宇宙竜騎兵銃

東映チャンネルの「銀河鉄道999エターナルファンタジー」。星矢の天界編・序章と同じくらいあからさまな打ち切りはいかがなものか。お前はギャング忠臣蔵か。でもまあ暗澹に過ぎるハナシは兎も角、絵が良かったのとクレアが出たのとコスモドラグーンを撃ちま…

巨大な敵をー

いまさらBS12のガンダムオリジンを観てたけど、何と言うか、宇宙規模が町内レベルの矮小さで、微に入り細に穿ったディティールで視聴者の想像力をいちいち損なうのはいかがなものか。オリジナルに比べてもやたら殺伐とした展開と、絵もトニーたけざきの描い…

あっ!ジャッキーカード!

オタク終活「戦え!マイティジャック」全26話。かい摘んでは見てるけど一気通貫は初めてかも知れない。藤川大先生の導入部が酷すぎて敬遠してる諸賢も多いのではないか。その実、土屋啓之介をメイン監督にナポレオン・ソロを臆面なく意識した前半のスパイ・…

アントニオ

ちょうど嫁はんと晩飯を食べる時間&あまりの出来ばえに目が離せなくて全部観てしまったオトナプリキュア。反論できない環境問題を縦糸に、矮小にもほどがある世界観に偽善と欺瞞が横溢する恐るべき展開。就中、ジャリ番だから致し方ないオリジナルの鬱陶し…

パイロットドロン44歳

ムービープラスの「大空港」「エアポート75」「エアポート77」「エアポート80」を懐かしさから一気観したら例によってヘロヘロになった。アメリカ男優ではイチ押しのランカスターの「大空港」は人気シリーズの礎になる貫禄の出来で、子供の時分で観たときよ…

5月、存在した。記すべきことなし

モーパッサン「脂肪の塊」古いのに面白かった。リチャード・ライト「ブラック・ボーイ上下」上巻前半微妙、以降は俄然面白くなった。カートヴォネガットジュニア「タイタンの妖女」スカだった。エスエフはダメだ。サミュエル・ペケット「ゴドーを待ちながら…

日本の男の艦じゃ!

カポーティ「ここから世界が始まる」。初期短篇集。基本に倣った諸作品で実に読後感がいい。同「草の竪琴」なんか懐かしい筆致でこれも読後感がいい。 ライオネル・ホワイト「気狂いピエロ」びっくり面白かった。なんでこれを原作にしてあの意味不明にもほと…

烏と百舌

ここ三年の恒例の紀州行。今年は(たぶんあんまり聞かない)くじらの博物館メインで那智勝浦に投宿。当然みたいに那智大社にも足を延ばしてみたけど、モスキラス戦でお馴染みの境内が思ってたひゃくまんばいくらい狭くてびっくりした。就中一文字が変身を解…

話し合いは終わりだ!これからは殺し合いだ!

仮面ライダーをリアルにやることくらいダサいことはないことになぜいつまでも気がつかないのか…。

アルケロン

ヤコベッティが近年まで存命だったのと同じくらいラクエル・ウェルチが存命だったことにまずビックリだけど、「恐竜100万年」は気絶しそうなほどくだらないし、「ミクロの決死圏」はプロティユース号とドナルド・プレゼンスを観る映画だしで、ラクエル・ウェ…

一直線とはなにか

なかむらたかしの絵が心から嫌いだったんで観たことなかったATXの未来警察ウラシマン。全50話。オープニングで下っ端ハスラーとばかり思ってたルードビッヒが実はネクライム(笑)次期総統と知ってびっくりしたが、どう見ても好きになれないルードビッヒを視…

平和の戦士S26号!

オタク終活「トリプルファイター」全26話。若槻文三のインテリジェンスな文芸が兎に角、最高で、藤川桂介なんか端から論外、深刻な筆致でトクサツファンに人気の高際和雄ですらその足下には遠く及ばず、パリ本部、アパッシュ、テロル、オルリー空港にミラー…

ダイナマーイト!どんどん!

徹底した不条理を描いて毎週の楽しみだったATX「アキバ冥途戦争」が圧巻の最終回をもって終わってしまったが、こんな凄いアニメを作れる人がいるならまだまだアニメも捨てたもんではないのではないか。あと放送中は存在すら知らなかったATX「ワンダーエッグ…

コールフィールド

徳永直「太陽のない街」プロレタリア文学にしてはやたら快活な筆致で「蟹工船」より面白かった。巻末の作者自身の回顧録も良かった。ヘミングウェイ「海流のなかの島々・上下」楽しみにしてたけどあんまり面白くなかった。流石生前出版しなかっただけのこと…

退治する!

オタク終活「ワイルドセブン」。全25話。昭和48年のお年玉は全部アオシマのプラモデルに消えたくらい(と言って千円そこそこだったけど)大好きだった番組。かつてLD出たときの所感同様、怪力ヘラクレスと小野信也が怪我して引っ込む中盤がちょっとしんどか…

サンダーマスクを殺すのか!?

オタク終活「Xボンバー」相棒にDVD借りて放送前特番抜きの全25話。当時、ゴッドマーズとも自然消滅した番組で、全話通して観るのはびっくり今回が初めてだったけど、現行特撮が乏しい時代の宇宙船が放映前の一回しか特集しなかったのも頷けるようなきっぱり…

ソ・ソ・ソクラテスかプラトンか

サルトル「嘔吐」読了。難解なこと覚悟で読み始めたら全然つまらず一気に読めて、しかも面白くてびっくりした。これは新訳が上手かったのかと思ったら以前のプルースト読本の鈴木道彦氏で納得。氏の溢れんばかりの知性が綴る、そして本編を謙虚に際立たせる…

貴様!ただの牛ではないな!?

ATXのゴッドマーズが終了。当時、これとXボンバーは知らない間に観なくなったのを不思議に思ってたのが後年、どちらも藤川桂介がメインライターと知って得心した番組で、あれから40年経って嫁はんと晩飯喰いながら全部観るとは思わなかったけど、藤川はもと…

この宇宙警備隊隊長ゾフィーを倒せるものなら倒してみろ!

逢坂冬馬「同志少女よ、敵を撃て」読了。本屋で現物見るまで存在を知らんかった一冊。表紙を裏切らず萌え要素満載のうえ始終マンガみたいな展開で実に読みやすかった。しかしその終章、ナンバーワン萌えキャラのママが戦死しなかったのは良かったけど、後日…

映画を見るならフランス映画(by甲斐バンド)

今日は「青春残酷物語」と「昆虫大戦争」の川津祐介2連発と、「男と女のいる舗道」とテレスドン好きなら必須の「アルファヴィル」のゴダール2連発。ついでに「戦争を知らない子供たち」の挫折してた映画ばかりのラインナップでアタマヘロヘロになったという…

かく語りき

親も兄弟も故郷もない身にはお盆なんか全然まったく関係ないけど、今年前半戦の仕事がひと段落したんで休むことにしたらみんなに年中無休と思ってたと言われてなんでやねんと。 そしてその初日に映画でも観るかとハードディスクに残ってた「武闘拳・猛虎激殺…

アンドロメダ…

嫁はんとお好み焼きを食べるついでに必ず寄ってる天神橋筋商店街の西日本書店で買った「掃除婦のための手引書」を読み始めると、表題作にピードモントが出てきてびっくりしたというハナシ。 先月末の〆切に間にあったベアゲルターの色紙プレゼント。まあくじ…

プロフェッショナル魂

ふたたび嵐が来て去ったら7月が終わろうとしていた。ふたつのイベント設営から始まって、その最終週はどう考えても2週間かかる店舗什器を現場こなしながら1週間で作り上げるとか、もはや木工と呼ぶより曲芸に近かったけど仕事は好きなんでまったく問題な…