シュネルフォイヤー

DVD「吸血狼男」。ハマーと言えばこの監督、テレンス・フィッシャー描くところの格調高い画面と、待ちに待った甲斐があるオリバー・リード演じる狼男の圧倒的なカッコよさで大好きな映画。かの石上先生は狼男を人間の獣性を発現させただけのつまらない怪物と断じたけど、狼長官や黄金狼男以下、東映のエース怪人で慣れ親しんだ世代にはむしろ忘れ難い印象。1961年。

 

シネフィルwowow「電撃脱走・地獄のターゲット」。奇しくもオリバー・リード二連発。収監中だったオリバー・リードが恋女房の浮気をきっかけにモーゼル片手に大脱走。朴訥なぶんタチが悪いオリバー・リードの執念と、ラストシーンへ向かう逆転劇がとにかく圧巻。モーゼル・カービンの遠距離狙撃もあり得ないけどカッコいい。1972年。