マスタースイッチオン

オタク終活「スーパーロボット・マッハバロン」。当時もんどり返るほど好きだったマッハバロン。プレッシャーケルンとかシュミットゲーとか、かいつまんで何度も観てるけど、今回、久しぶりに全話通して観ると流石のウエショーで粒がそろってるぶん、ゲストが揃いも揃って変なのと、小杉姉弟が人質になりすぎるのが気になって仕方ない。しかしマッハバロンの奇跡のようなカッコよさはガンさんとハイム中尉の感嘆もさもありなんで、もう既に100回くらいやってるみたいな1話の熟成感もたたごとでない。ちなみに当時、ララーシュタインが逃亡する最終回らしからぬラストに、翌週もマッハバロンを見るつもりでテレビをつけたらヘンなネズミの漫画「ガンバの冒険」が始まってガッカリしたのは余談。

 

東映チャンネル「若い貴族たち・13階段のマキ」。客寄せパンダにもほどがある千葉真一の回想シーンと、ヤクザの誰ひとり飛び道具を使わないのは問題ではないかと思うけど、時間いっぱい飽きさせない、いろんな意味でサービス満点な映画だった。なんたって梶原原作らしい汚れ節の渦中でひとり輝く悦ちゃんの純粋さがいい(社長令嬢との意地の張り合いはどないやねんと思うけど)。チンピラ役で大場・春田・高橋にガイラー将軍まで揃ったJACの皆さんの素顔が楽しめるのもいい。タイガーセブン・南城竜也も実にカッコいい。ついでに悦ちゃんの歌はアクション以上に凄かった。まさに天は二物を与えず。1975年。