コーネリアス

「世界イデッシュ短編選」読了。ポグロムホロコーストを背景に自然、陰惨な作品が多いうえ、織り交ぜられる枠外の幻想譚に読後感がまったく定まらない。そのなかで「カフェテリア」と「泥人形メフル」が辛うじて印象に残る。

 

キャラが揃いも揃って嫌なやつがデフォルトのP.A.WORKSにして全員、好感度が高いのに毎回びっくりする「天晴爛漫」と、同じく渡辺信一郎の「キャロル&チューズディ」を観てるとベタな展開の普遍的な面白さを改めて痛感する。作画や演出が先鋭化してる当節ならことさらに。前者は少ないながらも女の子も最高で、頑張っていただきたい。

 

あといまさら「ソウナンですか?」がとても面白いので単行本まで揃えてみたら、アニメより原作のが絵が可愛くて面白かったのは問題ではないのかと。