東映チャンネル「ラグビー野郎」。千葉次郎主演で気になって録画したものの、見るからに面白くないオープニングタイトルにずっとほったらかしてた映画。その予感は見事に当たって全然まったく面白くなかったけど、大友勝利以来すっかりガラが悪くなった千葉真一の運ちゃんが千葉次郎のピンチをトラック野郎よろしく助けるところが面白かったので、まあよし。1976年。
ムービープラス「国境は燃えている」。第二次大戦下、イタリア制圧下のギリシャの慰安婦とイタリア軍中尉のロードムービー。難易度の高い映画ばっかり撮るゴダールの嫁はんのおかげさま、主演?のアンナ・カリーナはあんまり馴染みがなかったけど、素晴らしく格調高い映画できっぱり大傑作。初登場シーンが実にカッコいい12人の慰安婦が揃いも揃ってべっぴん揃いで出番の配分も良く、モノクロ映画なのに画面の華やかさが半端でないのも素晴らしい。そんな彼女らに同行する中尉も少佐も男前で好感度が高い。こんな凄い映画が近年までソフト化されてなかったらしくて、「血とバラ」や「黄金の眼」なんかともまったくどうかしてる。1965年。監督のズルリーニはあの「タタール人の砂漠」も撮ってらしくて、こっちも放送お願いしたい。