キャサリン

オタク終活「科学救助隊テクノボイジャー」。全18話と未放映6話のうちCSでやった3本。15年ぶりくらい。1982年当時、サントラにEPも買って、田舎の広島でもチャンネル探して観たくらい(佳作「還ってきたスペースシップ」だった)好きだったアニメで、いま観ても全然まったく遜色ないが、恐怖の土曜夜7時半の番組にてあっという間に終わってしまって、期待したポピニカにプラモもすべて発売中止になったこといまだに残念に思っている。番組はあまり漫画に馴染みのない吉岡一夫と中原朗が中核をなす脚本陣で、いずれも二重三重のトラブルが仕掛けられたハナシは前半戦のが好みだけど、ヤマトまんまの小泉メイン作画は後半のがずいぶん観やすくなるのがちょっと残念。あと石森史郎が珍しくいい仕事をしてて、なかんずく傑作は氏も参加した鳴り物入りの「天翔けるエアポート」ではないかと思う。とまれこの番組を回顧するとき必ず石上先生の名文「本当に優れた作品ははじめ、多くの理解者を持たない云々」を思い出すが、いまや40年が経っても現状は如何なものか。ちなみに自分が悪夢の80年代のアニメで許せるのはこれとダグラムとガルビオンくらいだと思っている。

 

しかし未放映の3本はテクノボイジャー的にいずれ劣らずコートームケー過ぎていささかついていけなかった。