トリス

ヘッセとかヘミングウェイとか、どんな好きな作家でもその作家「の」書いた本以外は買ったことがなかったのが、ついにその作家「を」書いた本「これぞ、開高健」を迷いに迷って買ってしまう。どないなっとんねん。でもまあ結構面白いからよし。

 

そんで開高健「衣食足りて文学は忘れられた?」「ピカソはほんまに天才か?」も読了。後者の「渚にて」とピカソの章、それとあとがきを読んでなんで自分が開高健にこれほど私淑するのか分かった気がする。

 

リルケ「マルテの手記」も読了。無遠慮に続くマルテの憂鬱な日々にうんざりするが、読んでみると不思議と読後感は悪くない。これに訳者のあとがきを加えれば完璧。