クーパースミス

ザ・シネマ「悪魔の棲む家」。家!神父!夥しいハエ!と流行りの要素を盛り込んでなお、実話ベースだからでは許されないくらい面白くない映画。たび重なる異常現象に慄きながら、地獄に続く井戸が見つかった家でしばらく住み続けられる家人の神経も謎。斧を片手に狂人化していく主人公が「シャイニング」の先取りしてるところと、「デビルスピーク」好きには悪魔の使いが野豚だったところくらいが見どころ。どっかで見た顔だと思った嫁はんが、前年のスーパーマンのロイスと思い出してすっきりしたけど、神父役で善人のロッド・スタイガーなんて初めて観たぞ。ゆで卵でおなじみ「暴力脱獄」は面白かったローゼンバーグ監督で1979年。