ひょっとしてこれマンガンキー

オタク終活「5年3組魔法組」。全41話。シリーズ中盤、助監だった長石多可男の演出回(バトルジャパンのゲスト回)をきっかけに、ようやく軌道に乗るまでのスタッフの迷走ぶりはただことではないけど、辻真先のコメディ特撮として魔女先生の序盤と並んでもっと評価されてもいいと思う番組。子役ながら5人とも素晴らしく芸達者で、なかでもハテナマン役の増田靖好くんがバツグンだと思ってたら、翌年のレッドビッキーズでもジュク役で登板して子供心にヒジョーに納得した覚えがあるのは当時のハナシ。そのハテナマンがメインのお金のいらない世界は、辻先生が先か、はたまた藤子先生が先か、高い完成度もあってずっと気になってるエピソード。あとは22話で期待の春新番・ジャッカー電撃隊のゲスト出演と、大野剣友会の皆さんのチンドン屋と、純子さんのときよりずいぶん上手くなってる小野ひずるのレギュラーがトピックスかしらん。実は当時、ヒーロー不在の点でかなり好きだった番組で、リアルな大きさの魔女バックが欲しかったけど、プラモもプラトイもミニサイズでガッカリしたのは余談。桜田吾作の描く美人のベルバラに、おだ辰夫の漫画も懐かしい。