小松左京「
復活の日」。いまさら読んでみたけど面白くて即日で読んでしまった。通勤電車の異常から始まる首都圏の浸食は白眉だと思う。そんで
軽薄短小な80年代では無理もないけど、
角川映画は原作のインテリジェンスをまったく映像化できてないのに驚いた。と言うかこの「
復活の日」も「
日本沈没」も「
さよならジュピター」も、ついでに「
首都消失」も、小松作品の映像化は怪獣ものだったテレビシリーズ「
日本沈没」以外ほんまろくなもんがない。許せるのは「空中都市008」くらいではないか。観れないけど。