ウルトラマンキングのおくりもの

オタク終活「ウルトラマンレオ」全51話。熱血、怪奇、エスエフ、民話、円盤生物と方向性がころころ変わって全体像がまったく掴めないシリーズ。今回、一気通貫で観たら俯瞰できるかと思ったら、やっぱりダメだった。最終回はもとよりパーフェクトだったタロウの残滓で無理から作ってる感がその一因かと思う。と言うかタロウのあとで作る意味がまったくない。ゲンがまったく成長しないギャグみたいな序盤、そしてドギュー戦やブニョ戦など、何本か記憶に残るエピソードはあるが、大半は毒にも薬にもならない印象で、レオ独特の世界観が成就してるのはアトランタ星人とプレッシャー星人くらいではないか。しかしダンはセブンのときより100万倍カッコよく、そのダンが降板して男のありかたを説く役回りが春川ますみになるこだわりは悪くない。ついでにハングラー戦での小助と三吉の共演は妙なデラックス感がある(どうでもいい)。